製品概要 ~AhnLab CPS PLUS~
AhnLab CPS PLUS は製造・エネルギー装置・運輸業など、さまざまな産業における OT エンドポイントとネットワーク、
そして OT と連結した IT 環境までを保護する統合 CPS セキュリティプラットフォームです。
1.CPS (Cyber-Physical Systems) について
CPS (Cyber Physical System) とは、従来の OT エリアの DX 化に伴うOT・IT・IoT、そしてクラウドを含むすべての領域という概念です。
【物理的な世界】と【デジタルの世界】を統合したシステム、すなわち【コンピューターの頭脳】と【現実世界のもの】を繋げ、便利にする仕組みといえます。
AhnLab CPS PLUS は IT-OT 統合セキュリティアプローチにて、この CPS セキュリティニーズを効果的に解決します。
2.日本での展開
AhnLab CPS PLUSは、複数のソリューションを有機的に組み合わせてご利用いただく製品群の一つです。
2025年現在、日本ではその製品群の中から「AhnLab EPS」「AhnLab Xcanner」の二製品を展開しております。
<アンラボ製品群一覧>
3.AhnLab EPS とは
AhnLab EPS は生産設備システム、POS システム、KIOSK、医療システムなど、一般家庭やオフィスで使用されるものよりも
さらに強固な安定性と厳格な運用が求められる特殊目的システムに最適化されたソリューションです。
ビジネスやインフラの継続運用性を確保し、またその信頼性を向上させることで、盤石な運用体制を実現することができます。
特殊目的システムは、各デバイスのこなすべき作業が単純かつ限定的であること、そして安定運用に対するニーズが高いことが特徴です。
そのような環境でのセキュリティ確保には、作業をこなすための最小限のプログラムしか実行させないよう、許可リストベースでアプリケーションを制御することが重要となってきます。
AhnLab EPS は、「EPS Server」と「EPS Agent」で構成されます。
「EPS Server」はポリシー管理やマルウェア解析、ログの収集などを行います。
「EPS Agent」は管理対象のデバイスにインストールされ、ポリシー内容に沿った各種デバイス制御を実行します。
4.AhnLab Xcanner とは
AhnLab Xcanner はマルウェアスキャン、マルウェア駆除のためのポータブルアンチマルウェアソリューションです。
提供形態がUSBタイプのため、一般的なAVソフトウェアのようにシステムにインストールさせる必要がありません。
特殊目的システムに対する影響を最小限に抑えながらマルウェアをスキャン、駆除することができます。
さらにAhnLab EPS と連携させることによって、リモートでの実行も可能となります。
またAhnLab Xcanner が実行したスキャンや駆除のログ情報をコンソール上で中央管理することも可能です。
【AhnLab EPS 製品紹介ムービー】