[MDM][iOS] Configurator 環境設定
1．Apple Configurator について
Configurator設定 はMacデバイスと「Apple Configurator」アプリを通して、既存のiOSデバイスをABMに登録、またはSupervised Mode (監視モード) へ変更できるサービスです。
「Apple Configurator 」アプリはmacOS環境にのみ対応します。以下手順に従って登録してください。
！注意
使用中のデバイスを Apple Configurator にて設定する場合、「アクティベーションロック」を解除する必要があります。
アクティベーションロックは、iPhone の「探す」を無効にすることで自動的に解除されます。
こちら🔗のApple公式ページに記載の手順から iPhone の「探す」を無効にしてください。
2．Configurator 環境設定
2．1．Apple Configurator のインストール
macOS デバイスの App Store から「Apple Configurator🔗
」をインストールします。
2．2．macOS デバイスへの iOS デバイスの接続および Apple Configurator の実行
<Apple Configurator>
手順1．macOS デバイスに iOS デバイスを接続し、Apple Configurator を実行します。
手順2．Apple Configurator が起動すると、接続中の iOS デバイスを自動で検知して画面に表示します。
手順3．Supervised Mode (監視モード) を設定するデバイスを選択して右上の「準備」をクリックします。
※すべての作業が完了するまでデバイスが Apple Configurator との接続が解除されないようご注意ください。
2．3．デバイスを準備
<Apple Configurator>
手順1．準備方式を「手動構成」に設定します。
手順2．「Apple School Manager または Apple Business Manager に追加」に必ずチェックを入れてください。
手順3．「次へ」をクリックします。
2．4．MDMサーバーに登録
<Apple Configurator>
手順1．サーバーから「新規サーバー…」を選択します。
手順2．「次へ」をクリックします。
2．5．MDMサーバーを定義
<Apple Configurator>
手順1．名前には「区別可能な任意の名前（以後、サーバー項目に表示される名前）」を入力します。
手順2．ホスト名またはURLには AhnLab Security Center (管理サイト) の 「Configurator 環境設定②画面でコピーしたURL」 を入力します。
！注意
上記のURLはご契約された AhnLab Security Center (管理サイト) アカウントでのみ使用してください。
<AhnLab Security Center のConfigurator環境設定②の画面>
手順3．「次へ」をクリックします。
<Apple Configurator>
手順4．自動的に証明書リストが作成されます。
手順5．「次へ」をクリックします。
2．6．組織に割り当て
<Apple Configurator>
手順1．「新規組織…」を選択します。
手順2．「次へ」をクリックします。
2．7．ASM / ABM にサインイン
<Apple Configurator>
手順1．Apple Business Manager に登録したアカウントでサインインをします。
手順2．「次へ」をクリックします。
2．8．組織を作成
<Apple Configurator>
手順1．Apple Business Manager の情報が自動的に入力されます。
手順2．「次へ」をクリックします。
<Apple Configurator>
手順3．「新しい管理識別情報」を選択し、「次へ」をクリックします。
2．9．iOS 設定アシスタントを構成
<Apple Configurator>
手順1．「Apple ID」を選択してください。
手順2．「位置情報サービス」を選択してください。
手順3．iOS デバイスの初期設定で表示したい項目を選択してください。
手順4．「次へ」をクリックします。
！注意
「Apple ID」と「位置情報サービス」は V3 Endpoint Security の動作に必要な項目です。必ず選択してください。
2．10．ネットワークプロファイルを選択
<Apple Configurator>
・デバイスにSIMカードが挿入されていてモバイルネットワークが使用できる場合は、必須ではありません。
・ネットワークプロファイルは事前に「Apple Configurator」内で作成してください。作成方法はこちら🔗のApple 公式サイトをご覧ください。
手順1．「選択…」をクリックし、使用する「ネットワークプロファイル」を選択します。
手順2．「次へ」をクリックします。
！注意
デバイスにSIMカードが挿入されていない場合、Wi-Fiネットワーク設定を含む構成プロファイルは必須です。
2．11．準備済みデバイスの場合
<Apple Configurator>
・使用中の iOS デバイスを監視対象にする場合、上の画面が表示されます。
・既に初期化されているデバイスの場合は表示されません。
手順1．「消去」をクリックします。
2．12．「アクティベートできません」と表示された場合
<Apple Configurator>
・デバイスのアクティベーションロックを解除する必要があります。
手順1．Macデバイスにて「Finder」を開きます。
手順2．左部メニューの「場所」からアクティベートできませんと表示されたデバイスを選択します。
手順3．「アクティベーションロック」の画面が表示されるのでデバイスで使用していた「Apple ID」「パスワード」を入力します。
手順4．「iPhone を同期」の画面が表示されたら、アクティベーションロックの解除が完了です。
手順5．Apple Configurator に戻り、「やり直す」をクリックします。
2．13．iOS デバイスの動作について
iOS デバイスの準備が開始されネットワークに接続されると、デバイスのリセットメッセージが表示され初期化されます。
再び「こんにちは」の画面が表示されたら初期設定を進めてください。
※初期化後にWi-Fiを設定していないかネットワークが不安定になると、MDM構成に失敗する可能性があります。失敗した場合は Configurator 設定を最初からやり直してください。
以上で Apple Configurator での操作は終了です。
引き続きデバイスの初期設定を行い Supervised Mode (監視モード) の有効化を行ってください。